学生には、できるだけ「自社」について事実に即した本当のことをきちんと伝えることが大切です 。「採用ページ」を設けてている場合に見受けられるのが、(特に)外注して制作したサイトだと、必要以上「雰囲気を明るく」「楽しそうな」写真を多用し、結局のところ会社でどんな仕事をすれば良いのかわからない、と言うものが多いです。多くの場合、就活サイトのサービスの延長で、採用サイト制作まで請け負う場合が多いと聞きます。
担当者も経営者も、「何となくかっこよく仕上がっていれば、まあいいか」となりがちで、結構どこの会社も似たようなものが多いように思います。
実際学生からも、「応募する企業のサイトを見てもよくわかりません」という返事が多いです。
というか、驚かれるかもしれませんが、多くの学生が自分が受ける企業、あるいは、受けた企業名をそらんじえる人は少ないのが現状です。それほど、学生からは一つ一つの企業の印象が薄いものだと理解してください。
その中で貴社の特徴を上手に表現するサイトを作るのは、実は結構大変だと思います。その場合、雰囲気も大切ですが、サイトは「見て読む」コンタクトポイントなので、きちんと文章で、募集要項に労働条件を記載することが重要です。もちろん書き切れる範囲でかまわないのですが、募集要項が記載されていない採用ページが多いのには驚きます。
学生は残念ながら「中小企業は仕事がきつい」という妙な先入観を持っています。
もし貴社の仕事が厳しいとしたら、その厳しさも含めてきちんと記載することが、結果的に離職率の低下につながることをしっかりと認識してください。
