プロフィール

この記事は約2分で読めます。

コウノノブヒコ

本人肖像

私について

大学では工学を学び、卒業後は広告会社に入りました。

それから約30年。営業を中心に会社員として働きました。

今振り返れば、いわゆる「キャリア」を計画的に作ってきた人間ではありません。仕事をして、結婚して、生活して、その時々で目の前のことを何とかやってきた、という方が近いと思います。

途中、交通事故をきっかけに仕事を休んだ時期もありました。思うように身体が動かない時期に氣功と出会い、長く続けるようになりました。

妻を病気で亡くしたことも、私の人生を大きく変えました。

仕事も、家族も、身体も、ずっと同じように続くわけではない。

頭では当たり前のことですが、自分の身に起きてみると、それまで「自分」だと思っていたものが、仕事や家族や身体や周囲との関係によってずいぶん支えられていたことに気づきます。

会社を離れた後、大学で学生の就職やキャリアについての相談に関わるようになりました。

気がつけば10年ほどになります。これまでに相談した学生や社会人は延べ約7,000人になりました。

キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、認定心理士などの資格も取りました。

けれども、長く相談をしてきて、人間についてよく分かるようになったとはあまり思いません。

むしろ、「この人はこういう人だ」と簡単には言えなくなりました。

同じ人でも、いる場所や一緒にいる人が変われば、できることも変わります。

本人が欠点だと思っていることが、別の場所では役に立つこともあります。

「自分には何もない」と言う学生の話を詳しく聞いてみると、本人がまったく意識していなかった力が見えてくることもあります。

そんなとき私は、

「こういう見方もできるんじゃないですか」

と話します。

仕事についての具体的な相談もします。就職や転職の方法について、実務的な話をすることもあります。

一方で、仕事について話していたはずなのに、いつの間にか「自分はどう生きたいのだろう」という話になることもあります。

私自身、歳を重ねても、そんなことを考えています。

哲学や歴史、社会のことを読んだり考えたりするのが好きです。人間の問題を、その人の性格や能力だけで説明することには、昔からどこか違和感があります。

だから相談でも、「あなたの問題はこれです」と答えを出すより、

いま何が起きているのか。
ほかの見方はできないだろうか。

と一緒に考えることを大切にしています。

私は、人生についての正解を知っている人ではありません。

広告会社で30年働き、家族を持ち、仕事から離れ、身体が思うようにならないことも経験し、人を失い、学生たちの話を長く聞き、今も自分と世界について考えている人間です。