多くの学生が就職活動に対して不安を感じているようです。ボクはは数千人以上の学生と面談しながらその不安と対峙してきました。そして多くの学生が勘違いしている点について見えてきたので、それを「就活の法則」として皆さんに共有してゆきたいと考えています。
ただ、私の接してきた学生は「相談に来た」学生に限られるので、すべての学生にこの法則が有用かどうかは判りません。しかし就活に不安を感じている学生にとっては、それなりに価値のあるモノだと信じています。
今日は一番基本となる二つの法則をご案内します。
大手の就活サイトであるマイナビやリクナビに登録すると、トップ画面には「業界」と「職種」と「勤務地」をプルダウンで選ぶようになっています。
業界と言われてもよくわからないので、何となくなじみのある「食品」を選んでみる。職種は、「営業はノルマがあってきつそうだから嫌だな」と考え「一般事務」と「企画」などを選んで、勤務地を選ぶと、いきなり多くの比較的有名な企業が出てきます。
人間は「知らないモノや見たことのないものには興味を示さない」傾向があるので、画面をスクロールしながら「なんか聞いたことがある」企業を探してクリックします。
そうすると、説明会の案内や、場合によってはインターンシップや本選考のエントリー画面があります。そこでうっかりクリックすると「エントリーシート〔以下ES 〕」を書くことになります。
●学生時代に力を入れたこと
●自己PR
この二つが代表的なESの記載項目です。そしていきなりその「枠」にスマホで書き出す・・・。そんな学生が非常に多く見受けられます。
ここで第一の法則
「就活でスマホは使わない」。これが第一の基本鉄則です。必ずパソコンで情報収集をするようにしてください。そしてパソコンだけではなくカレンダーのついたB5サイズ以上のノートも併用してください。
もちろんスマホ一つで就活を乗り切った学生もたくさんいることは知っています。そういう学生は頭が良く、要領の良い上に意志の強い学生です。自分がその自信があるのなら、第一の法則「就活でスマホは使わない」は無視して頂いて結構です。
しかしその自信がない人はパソコンとカレンダー付きの手帳を使ってください。もちろんこれには訳があります。スマホがよろしくない一番の理由は、「気が散る」ことです。ラインの通知が来たり、ついインスタを見たりX〔旧Twitter〕を見たり、誘惑が多すぎます。その誘惑に勝てる意志の強さがあったにしても、スマホよりパソコンを使った方が良い理由があります。
それは単純に画面の広さです。広い画面で見る情報とスマホの6インチ程度のサイズで見る情報は、不思議と違って見えます。テレビを大画面で見る方がゆったりとした気持で見ることができるのと似た感じです。
あとスマホだと、どうしてもベッドで寝転がりながら画面を見たりすることも多いようです。そうすると、「ちゃんと就活をやっている感」が薄くなると思います。
そこで就活第二の法則。「授業の空きコマを利用してキャリアセンターでパソコンを使って情報収集や自己理解をする」です。キャリアセンターは大学によって様々なので一概に言えませんが、就活関連の書籍が借りることができたり、その場で閲覧できることが多いと思います。また学内であればWi-Fiも有ると思います。
この便利さを生かして空きコマの90分間、就活に集中するのです。そのときは授業と同じでスマホは電源を切っておきます。就職関連のメールも必ずパソコンで開いてみる癖をつけてください。
もし貴方が今大学3年生であれば、今からこの習慣をつけ週に2コマ程度活動するだけでずいぶんと就職活動が前に進むはずです。そして何か疑問があったらキャリアセンターの相談予約をすることです。今は相談予約もあまり混んでないと思うので、今のうちにこの二つの法則を使って活動すると、かなり有利に活動が展開できると思います。



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