将来への不安がよぎったとき
就職を果たして入社した会社が幸いにもホワイトで、残業はそこそこあっても残業代はきちんと支払われるし、休日出勤など一度も無く、社内の雰囲気もまずまず、給与も見劣りしない・・・そんな社会人生活を着ることができたら基本ラッキーですよね。
大きな会社ではないし、総合職採用なので営業もあるけど、基本ルート営業で1年も経つとクライアントの雰囲気やお相手する担当者の関係もつかめてきて、スムースに仕事が進むようになる。休日は同期や、大学時代の友達と遊びに行ったりと、楽しく過ごせている。
しかし、その大学の同期の仕事ぶりを聞くと、「なんだか自分よりキラキラ輝いて働いている感じがする」とか、「仕事へのやりがいが自分より高いな」とか「単純になんかかっこいい仕事してるな」とか感じることがあったりしませんか?
そんな時、現状の仕事に満足しているつもりでも、ふと「このままでいいのかな?」と言った将来への不安がよぎったりすることありませんか。
実はボクも、30歳前後のころ、ちょうどデジタル革命が職場を襲いだしたころでした。今まで通りの「足と接待で稼ぐ営業」ではなくて、データオリエンテッドな営業にならないと将来つぶしがきかなくなる不安に駆られたことがありました。たまたまそのときクライアントとの関係も良く、数字も良かったので、ボクのデジタルがらみの部署への異動は叶いませんでした。
さて、皆さんはそういう将来への不安を感じたとき、このままだと自分の成長が見込めないと感じたときどうすれば良いと思いますか。
もちろん答えは人それぞれですが、大きな二つの方向性をここでは提示してみたいと思います。
一つ目は「直球」で、自分の不安を解消するために「なにが自分に足りていないか」を分析し、それが満たされる可能性が高い部署への異動、もしくは転職を試みることです。何事も動いてみなければ判りません。取り敢えず情報を集めることから初めて見ても良いでしょう。とにかく「不安」から目をそらさずに、「不安のありか」を暴くことから始めて欲しいと思います。そして方向が見定まったら、それにチャレンジしたいと言うことを公言することです。公言することで転職せずともやりたい仕事が社内で回ってくる可能性もあります。
二つ目は、「不安のありか」を明らかにするところまでは似ていますが、いったんそこまでで手を休めてみることです。今は社会の変化が激しいので、3年も経つと社会環境や会社の部署や上司や部下がガラッと変わることもあり得ます。そのタイミングをじっと待ちながら自分の行きたい方向だけはしっかりと定めておくのです。そして、その方向が判れば少しでも良いからその勉強を始めることです。単に本を読むことから初めても良いと思います。今ならネットで様々な情報も入手できます。とにかくアンテナを張っておくことが重要です。
いずれにしても、「将来への不安」が生じたらそれを放っておかずに向き合うこと。これが重要です。
でも一人で考えすぎないようにしてください。信頼できる上司や利害関係の無い友人に相談できると良いでしょう。自分の盲点に気がつかせてくれると思います。



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